スイスの二つのミュージアム
2015年 09月 13日
私たちがスイスに着いた日から降り続いた雨が止み、晴天になりました。
外は日差しが強く暑いぐらい。
仕事があるM氏に代わって、娘さんがいろいろな所へ連れて行ってくれました。
今日は、スイスで訪れた二つのミュージアムをご紹介しますね。
一つは時計好きの長男が希望していたラ・ショー・ドゥ・フォンの世界時計博物館。
スイスの時計産業の多くは、フランスとの国境近くにあり、
この博物館のコレクションはその数3000以上と世界最大とのこと。
館内の時計は毎週火曜日に正確に合わせるそうです。
ちょうど火曜日、ラッキー♪
こんな風に手作業で一つひとつ時刻を合わせていました。
ミニチュアもありました。
製作の様子が精巧なミニチュアでわかります。
熱心に観察しています。
長男も時間をかけて見学したあと、
ミュージアムショップの壁に貼ってあったポスターを気に入り、
どうやって持ち帰るかを心配しつつも
部屋に飾る特大のポスターを購入。
どうやらイベントを行なった時のもので、最後の一枚でした。
希少なポスターを手に入れ、喜んで
帰りの飛行機では手荷物で持ち帰りました。
翌日、訪れた所はグリュイエールという長閑な村。
チーズの産地で有名です。
グリュイエールチーズはこの村の周辺で作られています。
丘を上るとベルアール門
ユニークなシルエットの写真が撮れました。
グリュイエール城。
11世紀から16世紀にかけて19人の伯爵が住んだ歴史ある城とのこと。
グリュイエールの【グリュ】はフランス語で鶴を意味しているそうです。
紋章や看板などあちこちに鶴が描かれていましたが、
そのお顔は日本の鶴とは違い、とても強そうでした。
さて、その途中に楽しみにしていたミュージアムがありました。
何のミュージアムかわかりますか?
映画【エイリアン】のデザイナーH.R.Gigerのミュージアムです。
エイリアンの世界と窓から見えるグリュイエールの長閑な景色が
相反するユニークな博物館です。
ギーガーがこの村を訪れた際、大変気に入って、
この地にミュージアムを作ることを決めたそうです。
(私のドイツ語の聞き取りが間違っていなければ、、)
この長閑な景色もエイリアンの世界も
全てがギーガーなのでしょう。
残念ながらH.R.Gigerは療養中の2014年5月に74歳で亡くなりました。
ミュージアムのすぐ前には、ギーガー・バーが。
BARとありますが、カフェのように気軽(?)に入れます。
エイリアン好きの娘や主人がいたら喜んだのにね。
エイリアンコーヒー
マシュマロにとろーりと生クリームをかけて。
MUSEUMや店内に興味のある方はこちらのサイトへどうぞ
MUSEUM HR GIGER BAR